まずはこちら、「こぎんクッキー」です。こんな可愛いお菓子が売られていることすら知りませんでした。本当にクッキーなの!?胡桃ボタンじゃないの???!!と思いましたが、ちゃんとクッキーです!しかも、津軽味噌を使用したクッキーなんです。
こぎんクッキーは、青森商業高校の学生さんとコラボして開発したお菓子です。見た目の可愛さもさることながら、味も味噌の風味がして新鮮ですごく美味しかったです。
畑中さん自身もともと「こぎんは古い」というイメージを抱いていて、最初は売れるか心配だったとのことです。
しかし、最近こぎんがブームになっていたり、本が出版されていたりしているのを知ったそう。それだけでなく、今の若い世代はこぎんを「可愛い」と感じていることに気がついたそうです。
「自分と今の世代の感性が全く違うことに気がつきました。最近はお菓子にも「可愛い」が求められてきていると思うんです」と思いをお話ししていただきました。
松栄堂さんのお菓子は可愛い商品が多いのも、こういった思いがあったからなんですね。
そしてこちらが「青森琥珀」です。こちらは、琥珀糖にこぎんのデザインが施されています。こぎんクッキーと並べるとより可愛さが引き立ちますね。
琥珀糖を食べたことがなくて初めて食べました。外側がパリパリのお砂糖で、中にゼリーのような感触があります。断面が霜柱そっくりで感動してしまいました。
こちらの2つのお菓子は、プレゼントやお土産にぴったりですね。青森県出身の私ですら興奮しているので、県外の方はもっと驚くはずです〜!
こちらは「ふまんじゅう」です。
これからの時期によく売れる人気商品とのこと。
生地に青のりを練り込んでいるらしく、笹の葉を開けた時にびっくりしました。つるんとしているんですけど、もちもちとした食感で美味しかったです。
そしてこちらが、洋菓子の「幸せほーちゃん」です。フクロウの形をした最中に少しビーターな米パフ入りのチョコレートが入っています。美味しくてすぐに無くなりました。もう2つくらい買っておけばよかったと後悔です。
青森市のシンボルである鳥はもともと「うとう」だったのですが、浪岡との合併を機に「フクロウ」に指定されました。そのことを記念し、こちらのお菓子を開発したそう。
「東京の世田谷のシンボル鳥もフクロウらしくて、「幸せほーちゃんを置かせてください」と美術館から問い合わせがありました。」と、畑中さん。
なるほど、フクロウを街のシンボルにしているところが多いのですね。いろんな所から需要があるんですって!
そして最後に「なとわ」を実食です。
封を開けると、優しいミルクの香りがします。真ん中にある青森県産りんごがキラキラしていて宝石のようです。
味も言わずもがな美味しかったです。すこしむっついのかなと思ったのですが、そんなことはなく、上に乗ったシャキシャキのリンゴが口の中を潤してくれます。
「津軽の恵み」も購入して並べてみました。
畑中さんがおっしゃられていたように、パッケージはまるで違いますが、大きさが「津軽の恵み」の方が少し大きいですね。
さて、いかがだったでしょうか?今回は松栄堂さんから「なとわ」やそのほかのお菓子の秘話をたくさんお聞きすることができました。
松栄堂さんも「繋がり」を大切にしていることがわかりましたね。
私たちも「なとわ」と「わとな」がきっかけで、畑中さんにお会いすることができました!本当に人と人の繋がりは大切で、畑中さんはその繋がりを「お菓子」でも!と日々奮闘されています。
この取材以来、何度かお土産にこぎんクッキーを買いに行きました!渡してみると本当に喜んでくれるので、こっちも嬉しくなってしまいます!!
松栄堂さんは、市内に3店舗あります。美味しいお菓子を求めに、皆さんも是非行ってみてください!
〈本店〉
〈浪館店〉
〈橋本店〉