2021年の8月30日〜9月1日は防災週間となっています。
この記事の目次
防災週間の始まり
防災週間が設定された始まりは、大正12年に発生した関東大震災や昭和34年に発生した伊勢湾台風などがきっかけです。全国的に行事を展開する為に、毎年8月30日〜9月1日を、「防災週間」とするとして、昭和57年の閣議で決まりました。
9月1日は防災の日です
1923年(大正12年)の9月1日午前11時58分、関東大震災が発生した。関東地方をマグニチュード7.9の大地震が襲い、死者・行方不明者14万2800人、家屋全半壊25万戸、焼失家屋44万戸という大災害となった。
この日を忘れることなく災害に備えようと、1960年(昭和35年)に9月1日が「防災の日」として閣議決定された。この日を挟んだ8月30日から9月5日の1週間が「防災週間」となっている。
「防災用品点検の日」は、防災システム研究所の防災アドバイザー山村武彦氏が制定。関東大震災が起きた9月1日のほか、季節の変わり目となる3月1日・6月1日・12月1日の年4回。この日には全国で防災訓練が実施される。また、個人でも非常用の飲料水・食料・消火器・避難ロープなどの防災用品の点検を実施する日。「防災用品点検の日」は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
突然の災害にそなえて
1飲料・食料の準備をする
ライフランが突然止まった時に備えて、自宅で水や長期保存のきく食料を備蓄する必要があります。
※ 大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
※ 飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。
2非常用バックの準備をする
万が一、自宅が被災してしまった場合は、安全な場所に避難する必要があります。必要なものをあらかじめリュックに詰めておくことで、突然の避難に対応しやくすなります。
3ハザードマップを確認する
もしも、洪水が起きてしまった時に「自分の家まで浸水するか」が避難の判断材料になりますよね。そのために、事前にハザードマップを確認しておくことが大切です。
ハザードマップとは
「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。
ハザードマップを作成するためには、その地域の土地の成り立ちや災害の素因となる地形・地盤の特徴、過去の災害履歴、避難場所・避難経路などの防災地理情報が必要となります。
最後に
今回は大まかな災害への準備方法をご紹介しました。そのほかにも「家具の位置をの見直し」や「耐震マットを使う」など……対策方法がたくさんあります。災害に備えて念入りに準備しておくに越したことはありませんね。