1/29【青森 対 越谷】連敗止まらず、しかし青森への期待は膨らむ

12連敗中の青森ワッツと5連敗中の越谷アルファーズ、青森はライアン・リチャーズをケガで欠いていたが、越谷もクレイグ・ブラッキンズが出場できず帰化選手のソウシェリフを除けば外国籍選手はジョナサン・オクテウスとアイザック・バッツの2人だけと、全く互角の勝負だった。その通り、これまでのように大量得点差をつけられて早々に勝負を諦めてしまう試合展開にはならなかった。

第1Q、レナルド・ディクソンの3ポイントシュートで幕を開けた試合だが、終盤戦から第2Qにかけてオクテウスとハワイ出身の特別指定選手、鎌田真らの連続得点で差をつけられ、一時18点まで点差を広げられた。

しかしここから青森は駒沢颯や門馬圭二郎の3ポイントシュートなどで追いすがり、第2Q終わりには臼井弘樹と野里惇貴が3ポイントシュートを決め、第3Q序盤には41対43まで点差を詰め、これまでとは違う試合展開が期待された。

しかし青森は一度も得点で越谷を上回ることはなく、また引き離されて第3Q終了時には50対65となり、地力の差を見せつけられた。また、ケガで2ヶ月の間戦線を離れていた畠山俊樹が久々のスターターに名を連ねたことも越谷にとっては朗報となった。


B1での経験も豊富な畠山が攻撃をリードしたことでオフェンスにリズムが生まれ、オクテウス、バッツ、鎌田ら周囲の戦力にとっては安心してプレーできたと思われる。復帰戦ながら第1Qから3ポイントシュートを決め、試合を通して13得点を記録。越谷は連敗を5でストップさせることとなり、また上位をうかがうきっかけをつかんだ。

青森にとって良いニュースだったのは、ラキーム・ジャクソンが17分26秒のプレータイムを得て本調子に近づいていることだった。
1月9日の熊本戦では20分を超えるプレータイムで2桁得点を叩き出しており、これまでディクソンしか頼れる外国籍選手がいなかったチームにあってもう一つのオプションが加わることになった。

今日の試合ではディクソンに代わって出場し、ただ1人の外国人選手の役割を担った他、ディクソンとともにコートに立って外国籍選手2人体制となった場面もあった。これまでの青森には無かった戦い方であり、さらなるプレータイムを得ることが期待される。

駒沢は膝のケガが大事にならず一安心だった。この試合でもチームトップの19得点を叩き出し、青森になくてはならない戦力であることを証明した。外国籍選手コンビとともに安定した得点力でチームの連敗ストップに期待を持たせるプレー内容だった。

Writing by 窪島 亮

記事はどうでしたか?(記事に対する感想をお願いします)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

最新情報をお届けします!

Twitterフォローしてね!

おすすめ記事