1/12【青森 対 香川】74対88で負けるも、明日への期待持たせる結果に

西地区首位の香川ファイブアローズと東地区最下位の青森ワッツの対戦というと大差がつきそうなものだが、香川は2連敗中。前節の熊本ヴォルターズに対しては100点ゲームで大差で敗れているとあってチーム状態はあまり良くない。この日も第1Qで3ポイントシュートが8本中成功はゼロというシュートタッチの悪さは継続中だった。

香川の調子の悪さに乗じ、下山大地が2回連続で3ポイントシュートを決めるなど立ち上がりは波に乗った青森。第1Qは18対14とリードする展開となった。第2Qに入ると、両チームともなかなか点を挙げられない重い展開となったが、香川が徐々にテレンス・ウッドベリー、リース・ヴァーグ、アンガス・ブラントの外国人トリオが得点を挙げ、試合を優位に進めていった。

第2Qを終わった段階では31対38と追いつかれる可能性もあった得点差だったが、第3Qに入ると香川のブラント、ヴァーグ、上良潤起、伊集貴也の3ポイントシュートが決まるようになり、点差をみるみる開いていった。49対67という点差でこの後安定した戦いをすることができるようになった。

第4Qに入ると野里惇貴、下山の3ポイントシュートで点差は詰められたものの逆転するには至らず、74対88でゲーム終了。大差での敗戦ではなく明日の試合にも期待をもたせたが、やはり外国人選手トリオの力技で点差を広げられてしまうところに今の青森の戦い方の限界が見えた。

青森はレナルド・ディクソンとラキーム・ジャクソンが並び立つ場面もあったが、基本的にはどちらかの選手が出場している外国人1人体制がベースになっており、ディクソンとジャクソンの2人体制になっても大して強みになっていないことが問題だと思われる。やはり練習でも基本は1人体制でコンビネーションを積み重ねており、2人体制のチームにはなっていないのではないかと思われる。ジャクソンがかなり長い時間プレーできるようになっており、練習から2人体制でコンビネーションを積んでいくことが今後勝っていくためには必要だろう。

3人目の外国籍選手、ライアン・リチャーズもロースター入りし期待を持たせたが、結局試合に出ることはなく、同じくロースター入りした駒沢颯も試合に出場することはなかった。体調の問題なのでこちらから言うことはできないが、勝つために不可欠な両者の復帰を今は待ちたい。

Writing by 窪島 亮

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