「秋分の日」とは、「先祖をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」として、1948年に公布されました。毎年9月の23日か24日が、秋分の日になっています。
この日を境に、昼よりも夜の時間が長くなりますよね。
秋分の日にはお墓参りを
「先祖をうやまう日」ということで、秋分の日にお墓参りに行くのが一般的です。お盆から約一ヶ月が経っています。
お供物の他に掃除道具を持っていくのもいいかもしれません。
おはぎを食べる
秋分の日には、おはぎを食べるのも一般的ですよね。
おはぎは漢字で書くと、【お萩】と書きます。まさに、秋の食べ物ですね。
ちなみに、ぼたもちは【牡丹餅】と書き、春分の日によく食べられます。
食べる理由おはぎは、基本的には蒸した餅米をつぶし、あんこで包んだお菓子です。
餅には五穀豊穣(ごこくほうじょう)の願いが込められています。また、あんこの原料である小豆は、その赤い色により、古くから魔除けの意味があるとされているものです。
餅も小豆も、古くからお祝いや儀式といった『特別な席』に欠かせませんでした。そのため、秋分の日にはご先祖様への感謝と家族の健康を願う気持ちを込め、おはぎがお供えされたのです。
秋分の日のおはぎが定着したのは、江戸時代くらいといわれています。この時代には、まだ甘いお菓子は一般的ではありませんでした。ごちそうである甘いおはぎを振る舞うことで、秋分の日を『特別な日』としたのです。