
謎の球体現る
8月下旬、庭にヘンテコなモノがあったと、母からの報告がありました。
「白くて丸くてデカいものがある……」と。
早速向かってみると、ありました。
なんだこれ……
バレーボールサイズの球体が転がっています。めちゃくちゃ異彩を放っております。
多分、キノコだと思うんですが、見てもわかるように日光の当たる場所なんですよ、ここ。
きのこって、ジメジメした場所に生えるイメージがありますよね。
真っ白すぎて白飛びするくらいです。直径30センチ以上はあります。
ネットで調べてみた
「白くて大きくて丸いキノコ」と調べてみると、庭に生えたキノコと同じ写真のキノコが沢山見つかりました!
どうやら名前は、オニフスベという名前のキノコのようです。キノコについては全く詳しくないんですが、ホコリタケ科だとか。
ニュースに取り上げられるほど、珍しいキノコなんですね。
オニフスベは卵型に近いものやゴルフボールのような球型しており、非常に大きく成長するキノコです。具体的な大きさの目安としては特に大きいものであれば直径50cmを超えるものも確認されています。
表面は白色で基部に根状の菌糸束をつけ、全体を覆っている皮は3層になっており、一番外側の皮は薄くて白色、2番目の皮は厚くて淡い黄色をしており、一番内側の皮は非常に薄く紙状で白色、艶があります。
オニフスベは成熟が進むと内部の皮は褐色を帯びていき、一番外側の外皮はヒビが入り始め、やがて剥がれて二番目の皮が現れます。更にそこから皮が破れていき、やがて粉上の胞子の塊を辺りに撒き散らすようになります。
どうやら食べられるらしい
食べ方
汁物、揚げ物など。
スライスしてフライにしたものをタルタルソースなどで食べます。オニフスベはヨーロッパではスライスしたものをバターで焼き、パンに挟んで食べるそうです。
成熟して、内部が褐色を帯びる前の肉が白い時のみ食用として食べます。
せっかくなら調理して、みやこさきに食べさせようと思ったんですが、かわいそうだったのと(みやこさきが)、キノコに触る勇気がなくてやめました……。
ということで、棒を使って転がしました。
切ってみた
断面図はこんな感じです。 密度がすごいです!
包丁が沈んでしまうくらい弾力がありました。
ちょっと黄ばんでいて、「これを食べる人間がいるんか……」と思いました。
が、YouTubeを漁ってみたところ、”日本”で実際に食べてみた人がいました。