【11/26】青森-越谷 勝利厳しく、今後の課題が残る結果に

これまでの青森ワッツ

前節で山形ワイヴァンズに連敗を喫し、アルティーリ千葉、長崎ヴェルカに続いての屈辱を味わった青森ワッツ。1戦目では大型リードを奪いながら勝ちを得ることができず、2戦目は2点差まで追い詰めたものの敵の優位を崩せず3ポイントシュート成功がわずか1本という体たらくで山形に対し一矢報いることもできなかった。

続いて迎えたのは13勝2敗というBリーグ最高勝率を誇る越谷アルファーズ。青森もリバウンドではリーグ上位に輝いているが、越谷もリバウンド王のアイザック・バッツを中心に強固なリバウンド網を保持する。リバウンド合戦で優位に立てるかが今節の注目点だ。

序盤から苦しい戦いを強いられる青森

ただ、松山駿、菊地祥平に試合開始早々から得点を相次いで決められ、フィールドゴール成功率に難点のあった青森は序盤から苦しい戦いを強いられる。先発したイージェイ・モンゴメリーが得点をするものの、越谷の圧倒的なシュート力の前に沈黙をしてしまい、第1Qは8対27と大きく差をつけられることとなった。

第2Qに入るとモンゴメリー、マックス・ヒサタケのシュートで得点を奪い、福田真生がこの日初めての3ポイントシュートを決めてようやく得点力を取り戻した青森。28対44とやや得点差は詰めたが、まだ越谷のリードは大きい。

すると第3Q立ち上がりで菊地が3連続シュートを決め、越谷のリードを拡大する。菊地はアルバルク東京でリーグ連覇に貢献した実力を遺憾なく発揮し、卓越したフィールドゴール成功率でチームを支え続けた。JBL時代から東芝(現川崎)、トヨタ(現A東京)と強豪を渡り歩いた実力者が青森に対しても牙を剥いた。第3Q終了時点で60対40と差はいっこうに詰まらず、無力感さえ感じられた。

第4Qに入るとヒサタケが3連続ゴールを決めるなど気を吐いた。ヒサタケは両チーム最高の18得点で非凡な才能を見せたが、フィールドゴール成功率で越谷が57.4%と高い数字を叩き出したのに対し、青森は36.8%に終わった。16得点の菊地、12得点6アシストの松山と随所で活躍を見せた越谷が優位に立ち、64対90で第1戦の勝者となった。リバウンドでもバッツの12リバウンドを筆頭に計44リバウンドと越谷が優位。青森の33個に対し圧倒的な結果を残し、付け入る隙を与えなかった。モンゴメリーを前節から先発起用し攻撃力重視のメンバー構成となっているが、フィールドゴール成功率を高めていかないと効果は見えてこない。リバウンドとフィールドゴール成功率でもう少し越谷と競った数字を残さなければ勝利はなかなか厳しいだろう。

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