【11/27】青森-越谷 82対71で前日の雪辱果たす

好調な出だし

王者越谷アルファーズに対し青森ワッツは前日のように36.8%のフィールドゴール成功率では格好の餌食になってしまう。あらゆる面でリーグ上位の数字を叩き出す越谷にどう食らいついていくのかが青森の鍵と言えた。

試合開始早々、イージェイ・モンゴメリーがゴールを量産する。前節から本格的にスターター起用となったモンゴメリーはディフェンスが得意なアレックス・デイビス、マックス・ヒサタケに対しバランスの取れた選手で、得点量産が待たれていた。第1Qにモンゴメリーが9点、デイビスが7点、ヒサタケが4点とスタートダッシュに成功し、ディフェンスも好調で20対11と良い幕開けを切ることができた。

しかし早くも第2Qには王者越谷が迫ってくる。青森は内田旦人の3ポイントシュートなどで何とか点数をあげようとするが、越谷もジャスティン・ハーパーの3ポイントシュート、ゴール下フォローのシュート、フリースローなどで加点し、ついに前半残り時間40秒で31対32と得点をひっくり返し、越谷強しを印象づけた

得点をひっくり返されるも、青森の集中力でリード保つ

普段であればこのまま越谷ペースに持ち込まれるところだったが、この日は青森の集中力が勝っていた。デイビスの3ポイントシュート、モンゴメリーが正面や左からジャンパーのシュートを決め、第3Qも優位に試合を運ぶ。越谷も長谷川智也の3ポイントシュートなどで迫るが、第3Q終了時点で56対47、青森リードで最終クォーターへと入っていった。

第4Q、池田祐一のシュートやフリースローで優位を手放さない青森。3ポイントシュートの不調が顕著だったが、ここにきて福田真生、會田圭佑と3ポイントシュートを決め、越谷の3ポイント攻撃にも互角に渡り合うことができた。ブレコット・チャップマンの連続3ポイントシュート成功、凱旋試合となった駒沢颯のディープ3成功など、第4Q終盤に点差を詰めてくるのはさすが越谷という感じだったが、さすがのこの日は点差が離れすぎ、82対71で青森が前日の雪辱を果たした。

越谷に90点を奪われ前日勝利されてしまった青森だったが、この日はディフェンス面での修正が功を奏した。フィールドゴール成功率も45.1%、決して高い数字では無いが、前日から10%近く改善し、勝負になるまでには持っていけた。越谷は前日大活躍だった菊地祥平が前日負ったケガの影響かベンチには入っていたものの試合には出場できなかったのが痛かった。菊地のディフェンス力、安定したシュート力は越谷にとって欠かせない戦力であり、早期復帰が待たれる。

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