1/3【青森ワッツ 対 ライジングゼファー福岡】30点を超える点差で敗れる

青森ワッツは前日に引き続きライアン・リチャーズとラキーム・ジャクソンがベンチ登録されたが試合出場はなく、レナルド・ディクソンが外国人ただ1人という状況が続いた。前日と変わらない厳しいメンバー構成でどのように戦うのかが注目された。

試合序盤はディフェンスへの高い意識でライジングゼファー福岡に得点を許さず、試合をロースコアに留めることに成功した。
青森はディクソンと駒沢颯という得点源が好調で得点を量産、17対14とリードして第1Qを終えることができた。前日も23対18と第1Qはリードして終えており、両日とも試合の入りは良くできていた。

ただ、第2Qに逆転されてしまうのも前日同様だった。
途中出場のステッドモン・レモンに縦横無尽に走られ得点を許してしまう。白戸大聖の3ポイントシュート、ジェラルド・ビバリーのインサイドシュートに苦しめられ、一気に逆転を許してしまった。ただ、前半終了間際にディクソンと駒沢が得点を挙げ、接戦で前半を終了。後半の逆転にまだ期待を持たせる前半戦だった。

ただ、第3Qに入ると一気に福岡に走られてしまう結果となってしまう。白戸の2連続3ポイントシュート成功、加納督大の3ポイントシュート成功で勢いのついた福岡は、残り時間3分38秒でレモンを満を持してコートに戻し、レモンはすぐさまダンクシュートで采配に応える。
その後もレモンはインサイドで得点を量産、点差をあっという間に広げてしまう。39対62と追いつけない点差になってしまった。

レモンの活躍は第4Qに入っても続き、第4Qだけで14点の荒稼ぎ。試合を通して33点の活躍でチームを牽引した。レモンは12月29日の熊本ヴォルターズ戦でも37点を記録しており、先発起用は少ないもののベンチから得点を量産するプレーが目立った。

第1戦こそ接戦で終わったが、2戦目は60対91と30点を超える点差をつけられてしまった青森。第1Qのリードをその後まで継続することが今後の課題となる。ディフェンスの強調がうまくいっているのは明らかである。
あとは外国人選手が少ないために体格で圧倒的不利にあることをいかにカバーするのかを考えなければならない。40分間プレーできるわけではないので休む時間帯がどうしても発生するが、そうすると日本人だけで戦う時間帯がどうしても生まれてしまう。
今日は外国人が豊富な福岡に点差を広げられて追いつかない試合展開になってしまった。追いつく点差に試合を留めるには、日本人選手のディフェンスを1試合通して高いレベルで保てるかが今後の鍵となる。

Writing by 窪島 亮

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