青森県西目屋村にある「暗門の滝」へ行ってまいりました!
本日のメンバー
株式会社ブルーモリス 4-Rideのお二人とガイドの小田桐さん、山内さん、わとな3人での挑戦です。
滝といえば、以前のやまだの滝行の記事をどうぞ!
これは暗門渓谷ルート(旧暗門の滝歩道)のコースを散策するので、以前のように、滝にうたれることはありません(笑)
服装は、動きやすい服(ジャージなど)、帽子、現地で借りたヘルメット、歩き慣れた靴です!
そのほかに持っていってよかったと思ったのは軍手です。
少し足場が悪い場所や危ないときに、手をついたり、木や岩に触れるときに便利でした!
ガイドの小田桐さんから、山に入る前に白神山地について教えていただきました。
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地帯の総称です。このうち原生的なブナ林で占められている区域16,971haが1993年12月に世界遺産として登録されました。青森県側の面積は、その約4分の3を占め、12,627haとなっています。
「白神山地の特徴は、人為の影響をほとんど受けていない原生的なブナの天然林が、東アジア最大級の規模で分布していることにあります。」
白神山地と聞くと、青森県と秋田県にまたがっている世界遺産、ということくらいしか知らなかったのですが、実際に現地に来てお話を聞いているうちに凄さを実感しました……。
いざ! 歩き始めます
説明を聞き、さっそくガイドの小田桐さんに続いてコースを進んでいきます。
道中、道に生えている草や花、きのこなどの説明をしていただきながら歩いたので、とても楽しかったです!
食べられるきのこなども教えていただいたのですが、歩いている道は世界遺産なので、摘んだり・採ったりしてはいけないのです。
生態系を壊さないためのルールなのだそうです。
太くて大きな木には、まっすぐの線などが付いているものもありました。
このようなシルシは、昔、マタギの人やこの場で生活してた人がナタでつけた印なのだそうです。
私とやまだは「ゴール○ン カ◯イ」という漫画を読んでいます。
この漫画にはマタギのキャラクターがいるのです!
あ! あのキャラクターはこうやって印を付けて生活していたのか……と思い、感慨深かったです。
小田桐さんからのお話で特に印象に残っているのが、このクイズです。
ちなみに、白神山地にある人工林の多くはスギです。
じゃあ人工林ばかりにしてしまえばいいのでは、と思いますが、人工林だけになってしまうと土砂崩れが起きてしまうのだそうです。そうなってしまう主な原因としては、手入れされない人工林が増えてきているため、土が脆くなっているのだと学びました。
下刈りや間伐がされない山の地表は日光が届かず、草木の根が張らないため、土が痩せていきます。このような状況で大雨や台風などが発生した場合、根が水を吸いきれずに土砂崩れが発生しやすくなってしまうのです。
なるほど、自然と人間の関わりをとても感じました。
共存が必要だと理科の授業で習いましたが、改めて考える機会となりました。
この日は前日と当日の朝に雨が降っていたことから、地面が少しぬかるんでいました。
私は何度か落ちている葉っぱで滑りました(笑)みなさんも気をつけてください!
だんだん歩いていくと道が細くなってきて、水の音が聞こえてきました。
大きい石と石を渡ります。水辺なので、足元が濡れないように気をつけながらヒョイヒョイと川を渡ります。
ひえ! ちょっと滑りそうで怖いと思いましたが、気をつけて渡り切りました。
水の音が大きく聞こえてきました! 心なしか、水辺から爽やかな風を感じます。
実は、この白神山地はジブリ映画の「もののけ姫」と関わりがあることをご存知ですか?
もののけ姫の作品を作る際に「大いに参考にした場所」として、スタジオジブリの公式サイトで書かれています!
こんなに身近にジブリ作品の参考場所があるなんて! ジブリファンは必見ですね!!
さあ、第三の滝につきました。滝の大きさに圧倒されます! 高さは26メートルです。
でもこれで第三なんですもんね……第二と第一はどれだけ大きいことか……
滝の勢いがすごいので、水飛沫があがっていて、周りはとても涼しく感じます。
マイナスイオンをばっちり浴びて、第二の滝を目指します。第二の滝までの道は、道幅が急激に細くなり自然あふれる中を進んでいきます。こんな看板もありました。
さっきまでの道とは比べ物にならないほど、歩きづらい道でした。何回か手をついたり、手すりの力を借りて上がっていきます。
道が細くなってくるので、ここからもし間違って足を滑らせたら大変や……! と思いながら進みました(笑)
第二の滝の高さは37メートルです。第三の滝よりも高さがあるので、滝の水の勢いがすごいー!!
さっきの第三の滝がかわいく見えてきます。水の音も大きく感じます。ゴオオオオと音がします。
歩いていると、道の途中でほかの登っている方々ともすれ違うのですが、そのときに多くの方が「こんにちは」と声をかけあっていて、こうした他の方々との挨拶も、散策の醍醐味だなあと感じました。
すれ違うときのほんの一瞬ですが、なんだか、同じ目的地に向かう同士のような気持ちになりました。
〜散策を終えて〜
暗門渓谷ルートの散策は、とっても爽快な気持ちです!!!
最初は少し天気も悪く小雨が降っていたのですが、滝に着いた頃には晴れてきたので、気持ちよくマイナスイオンを感じました。
なんだか最近急に寒くなったりと、体調の変化に体が悲鳴をあげているような気がしましたが、身も心もスッキリとリフレッシュできました。
ちなみに、ヘルメットの貸し出しの場所で、500円寄付すると限定の缶バッチがもらえます!
今後、4-Rideさんではこの「暗門の滝トレッキングツアー」を売り出す予定?! とのことですので、気になった方は4-Rideさんのホームページをチェックしてみてください!
日頃デスクワーク中心の方や、自然と触れ合いたい方、ジブリ好きな方に特にオススメします!
ちなみに、私は久しぶりにこんなにたくさん歩いたので、夜はぐっすり眠ることができました(笑)
みなさんありがとうございました!!!