【3/5】青森-熊本 連勝できず、悔しい惜敗

青森ワッツは前日の熊本ヴォルターズの猛追を振り切って勝利し、B2東地区の4位に浮上した。同3位の福島ファイヤーボンズとはゲーム差無し、終盤戦のプレーオフを睨んだ戦いの中で、ぜひとも連勝したい一戦だ。強敵の熊本にどのように挑むのか、注目された。

試合当初は谷口光貴、ジャメール・マクリーンの3ポイントシュートで幕を開けた試合、しかしアレックス・デイビスの2本のジャンプシュートに常田耕平の3ポイントシュート、イージェイ・モンゴメリーのジャンプシュートで9点連続で得点を挙げ、前日同様に青森が優位に試合を運んだ。デイビス、ホール百音アレックスの3ポイントシュートも成功し、点差を開いておきたかったが、熊本はクォーター終盤に山本翔太のフリースロー、ソウシェリフの2点シュートを連続して決め、17対17の同点で第1Qを終えた。

前日も熊本にとって鬼門だった第2Qは今日もそうだった。9対0のランを作り、一気にリードした青森。クォーター終盤には福田真生の3ポイントシュートも決まり、青森は二桁得点差をつけた。デイビスが3ポイントシュートを2本決め、17点獲得と好調、3ポイントシュートが14本中6本成功で成功率42.9%と高い確率だったのがリードを奪った要因だった。対する熊本の3ポイントシュートは試合開始直後の谷口とマクリーンの2本のみにとどまり、成功率18.2%に終わったのが誤算だった。38対26、今日も青森の大量得点差になるかと思われた。

ただ、第3Qに入ると鳴りを潜めていた熊本の3ポイントシュートが入り始める。神里和、本村亮輔が2本3ポイントシュートを決め、あっという間に点差を詰め、勝負の行方はわからなくなった。第3Q終了時点で56対50の6点差、最終クォーターを残し、勝敗はまったく見えなくなってしまった。

すると、第4Q早々に熊本はソウの2点シュート、神里の3ポイントシュートで1点差とし、山本のフローターで電撃的に試合を逆転。さらに山本は続くインサイドシュートの3点プレーも決めて点差を開き、熊本の勝ちゲームとした。青森も逆転できる点差だったが、連続で点を奪うことはできず、取っても取り返される難しい試合展開。磯野寛晃が3ポイントシュートを決めると万事休すで、池田祐一も3ポイントを返したがタイムアップ。67対71で熊本から連勝することはできず、悔しい敗戦となった。

青森は得意のリバウンドで熊本に敗れ、空中戦で優位に戦うことができなかった。この2戦ともシュートタッチは良く、フィールドゴール成功率44.6%というのは、今後も継続させたい。

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