八戸圏域で使える交通系ICカード「ハチカ」を作って「なんぶちぇりバス」を探してみました

ども、シマエナガです。

 首都圏では当たり前になっている交通系ICカードですが、青森県ではなかなか導入されませんでした。
現金を使わず、非接触で支払いができるのはとっても便利なんですが、使うためのインフラ整備がなかなか進まなかったんですね。ところが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか、うれしいことに、ようやく導入が進んできました。

JR東日本の「Suica(スイカ)」機能を備えた交通系ICカードになるとのことで、八戸市、三戸郡などの八戸圏域で使える交通系ICカード「ハチカ」のサービスが八戸圏域で今年2月からスタート。
青森市でも「青森市地域連携ICカード」として愛称 AOPASS(アオパス)の利用を開始しました。弘前市でバスを運行する弘南バスも愛称を募集しているので、近く利用がスタートします。

で、シマエナガが注目したのがハチカです。


ちゃんと、Suicaマークもありますね。


裏はこんな感じで、Suicaなんかとおんなじで、素っ気ない感じです。


え?なんでハチカに注目したかって?よくぞ聞いてくれました。
実は、ハチカは南部町内のエリア定期券が設定できます。

え?それが何かって?はい、そのエリア定期券を設定すれば、南部町内で乗り降りすると料金がただになるのです。しかも、町民に限らず、東京の人でも沖縄の人でも、海外の人でも設定するだけで分け隔てなく無料なんですっっっ

さらに何と何と、エリア定期券設定は無料でできるんです!なんて太っぱらっ

これは設定しない手はない、と言うことで、シマエナガも早速ハチカをつくって南部町エリア定期券を設定してみました。

手続きは町役場の窓口でしましたが、他でもできるそうですから問い合わせてみて下さい。
Suicaと同じように、最初に500円がかかるデポジット制でした。
窓口の人もとても親切で、説明を受けながら必要事項を書き込んですんなり申請終了です。

直接役場に取りに行けるそうですが、シマエナガは南部町民ではないので、郵送してもらうことにしました。届くまで2週間ほどかかるとの説明でしたが、一週間で届いたのはうれしい誤算です。

さて、このハチカで乗れるバスですが、もともとコミュニティーバスだったそうで、準じた形の運行になりますが、そのラッピングがまたかわいい。

バスの愛称は「なんぶちぇりバス」で、町名産のサクランボがデザインされていて、車体そのものがチェリーピンクです。ふだんは自家用車移動のシマエナガも、ぜひ乗ってみたい!そんなデザインです。

ちなみに「ちぇりバス」は、自転車(ちゃり)のように気軽に乗ってほしいという思いと、町名産の「チェリー(さくらんぼ)」をかけたネーミングだそうです。

町内バスは10台で運行するそうですが、ラッピングがまだ間に合っていないため、ちぇりバスに当たったらラッキーです。

ということで、町内でちぇりバスを捜す旅に出ました。探すこと15分、対向車線を走っているちぇりバスを発見 !急いで(安全確認しながら)Uターンして後を追います。


バスなので比較的、走りはゆっくり。停留所で止まっているところを追い越して、剣吉駅に先回りして執拗に写真を撮ります笑


て、こんなことをしなくても、「バスロケーションシステム」が採用されており、どれがラッピングバスで何時に着くかが町役場などで一目で分かります。

町の紹介をし遅れましたが、南部町は戦国時代から江戸時代にかけて北東北の有力藩だった「南部藩」発祥の地で、青森県の中では温暖な気候と言うこともあり、バナナとパイナップル以外は何でも収穫できるという果物王国です。


また、「鍋条例」を制定して毎月22日(フーフーのだじゃれw)を「鍋の日」に定め、家族や友人などで一緒に鍋料理を食べてコミュニケーションを深める日に指定しているユニークな町です。

いろいろ見どころもあるので、なんぶちぇりバスに乗って、ぜひ、町を散策してみてはどうでしょう。

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