【4/9】青森-東京Z 84対66で完勝を手にする

戦線に復帰してからまだ青森ワッツに勝ち星がついていないマックス・ヒサタケ。ただ何より初のプレーオフ出場を期すチームにとってこれ以上連敗が続くことは許されない。昨日の敗戦からバウンスバックして勝利を手にできるのかがヒサタケにとっても嬉しい一戦になる重要なポイントになる。

第1Q、試合の入りでは青森が順調に得点を加算していったが、アースフレンズ東京Zにとって大きかったのは栗原翼のシュートタッチの好調だった。第1Qだけで3ポイントシュート3回中3回成功の勢いに後押しされるように序盤は東京Zが優位に試合を進めた。ただ、青森の内田旦人が第1Q終了間際に入れたシュートが第2Qにいい流れを作った。18対21という第1Qの点数だけでは計り知れない勢いが青森についた序盤戦だった。

内田と昨年まで京都ハンナリーズでもチームメイトだった會田圭佑が第2Q早々に3ポイントシュートを決めて逆転、イージェイ・モンゴメリーと常田耕平が追加点を入れて点差を開いた。第2Q終盤にデイヴィッド・サイモンと栗原が得点を返し点差を詰めたが、36対29と青森優位で前半を終了した。

第3Q序盤は第2Q終盤の勢いそのままに東京Zが勢いに乗り、サイモンと栗原が好調ぶりを発揮して一気に試合を同点に追いつく。ただ青森もそのままでは終わらず、福田真生の3ポイントシュート、モンゴメリーのインサイドシュート、アレックス・デイビスのジャンパーを返し、再度リードを奪った。特にモンゴメリーのジャンプシュートは非常に好調で、効果的にリングを捉え、得点を追加した。第3Qを終わって59対50、昨日のように東京Zに乱戦に持ち込まれることは徹底して避けた試合展開だった。

第4Qは取ったら取り返す試合展開。それでもデイビスのフックシュート、ホール百音アレックスのインサイドシュートで少しずつ点差を広げ、池田祐一が3ポイントシュートを決め、優位を確実なものとした。デイビス、モンゴメリーと外国籍選手がインサイドシュートで得点を追加し、最後はヒサタケがダンクシュートをお見舞いし、84対66の完勝を手にすることに成功した。

リバウンド数では35回で青森と東京Zはまったくの同数。青森はフィールドゴール成功率で53.2%と悪くない数字で、東京Zの43.1%を上回ったことが安定した戦いの背景にあった。また、ターンオーバー数で一桁の9回に抑えることに成功し、東京Zの15回よりも優れた数字を残した。次節、強豪の長崎ヴェルカと当たる中で、ミスを減らすことは必須なだけに重要な一戦となった。

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