【1/21】青森-福岡 好調なチーム状態を証明する

前節でB2リーグ東地区の首位争いをする強豪・越谷アルファーズに75対81と惜しくも敗れた青森ワッツ。ただ、それまでは年末から3連勝中であり、チームが好調であるのは疑うべくもない。この日からのライジングゼファー福岡との今季初めての対戦でその流れを確固たるものとしたいところだった。

第1Qは今年最高の入りができた。アレックス・デイビスがインサイド・シュートにジャンプ・シュート、3ポイントシュートと縦横無尽に駆け巡り、ホール百音アレックスの2本の3ポイントシュート、會田圭佑、下山大地、福田真生も3ポイントシュートを決め、周囲の選手にも良いシュートタッチが波及しているかのようだった。第1Q終了時点で28対21と点差をつけ、青森の良いところが見られた試合序盤だった。

第2Qに入ると、青森のディフェンスが福岡の得点を封じた。第2Qの点数は青森が15点に対し福岡が12点。ロースコアな試合展開の中で10点差まで点差を広げることに成功した。43対33、青森が好調な展開で試合を折り返すことに成功した。

ただ、第3Qに入ると福岡のマーベル・ハリスが得点を荒稼ぎし、試合展開が全く読めなくなってしまった。第3Qの幕開けでインサイド・シュート、フリースローで得点を入れると、その後は同僚のドリュー・ゴードンとともに全く無敵状態で、このクォーターだけで17点の活躍を見せ、残り時間1分24秒の3ポイントシュートでついに試合は57対57の同点に。第3Qが終わって60対60とまったくの互角で最終クォーターに入った。

最終クォーターに入ると、青森の選手たちの気迫が目立った。まず池田祐一がゴールしたシュートでワンスローをもぎ取ると、続いてフリースローも獲得。これを確実に決めて同点から少ないながらもリードを奪った。そしてデイビスがド派手なダンクシュートを決めて試合の流れを決定的なものとする。福岡も大塚勇人の3ポイントシュートが決まり何とか追いつこうとするが、勢いは如何ともしがたく、青森が81対75でゲーム1を手中にした。越谷との死闘をまたいで好調なチーム状態を証明した格好だった。

青森はターンオーバーが16、被スティールが9と福岡の積極的なディフェンスの前にミスが目立った試合だった。自分たちの試合展開とするためにはミスを無くして確実なバスケットボールをする必要がある。3ポイントシュートは成功数こそ多かったが、成功率といういみでは29.2%。これを30%台以上に持ってくることが今後の課題と言える。リバウンドの優位を試合展開につなげるために改善が必要なポイントだ。

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