ホーム初勝利を挙げるべくアースフレンド東京Zを迎える
開幕週で2連敗を喫するも敵地で福島ファイヤーボンズに連勝、しかし長崎ヴェルカには2連敗し、バンビシャス奈良にも3連敗目、かろうじて2試合目の第4Q残り2分4秒で逆転し連敗を止めた青森ワッツ。ホーム初勝利を挙げるべくアースフレンド東京Zを迎えて戦った。
積極的な會田圭佑の2連続3ポイントシュートで幕を開けた試合。福田真生も3ポイントシュートで続き、アレックス・デイビスのゴール下シュートで11対0とスタートダッシュに成功し、劣勢続きだった奈良戦を引きずらない戦いを見せた青森。イライジャ・トーマス、ロバート・サンプソンの外国人コンビの活躍で東京Zも迫ったが、マックス・ヒサタケ、内田旦人の活躍で引き離し、23対17で第1Qを終える。
一番東京Zに迫られたのが第2Q。城宝匡史のシュートで26対28と逆転を許し、接戦の展開となったが、かろうじて前半終了間際にヒサタケ、會田のシュートでリードを奪い、38対34と4点差で試合を折り返した。
すると第3Qにイージェイ・モンゴメリーとデイビスの活躍で点差を開くと、第4Qには今年覚醒したスター、ヒサタケの大爆発で大きく差をつけ、終わってみれば97対65と今期最多得点を上げての完勝だった。
今期最多得点を上げての勝利
今年大きく改善されたリバウンドはこの日も優位で、トータルリバウンド数で53対34と大差をつけ、青森大勝を支えた。スティール数でも10対3とディフェンス力で大きく優位に立った青森が完璧とも言える勝利で今季ホームで初勝利、開幕週以来となるホームコートへの凱旋で地元のファンに勝ち星をプレゼントすることができた。
新型コロナ陽性の影響で常田耕平こそ欠いたポイントガード陣だが、この日は先発の會田が自慢の得点力でチームをリードし、池田祐一がチームトップの7アシストで他の選手を使ったゲームメイクを見せた。これまで陰に隠れがちだった池田が活躍したことは朗報だ。このコンビはリーグ屈指のポイントガード陣になる可能性を秘めている。
サンロッカーズ渋谷、三遠ネオフェニックスで限られたプレー機会しか得られてこなかったヒサタケが青森でプレータイムを獲得、運動能力を生かしたリバウンドだけでなくオフェンスでもこの日も18点を挙げ、一躍リーグのスターダムに駆け上ったことは今後の青森の躍進にとっても大きなプラスだ。デイビス、モンゴメリーとの外国籍トリオはかなり優良で、青森の今後に期待を持たせる内容だった。