【11/6】青森-西宮 攻め手不在の穴が目立つ結果に

5勝5敗と5割の星で並ぶ両チームの対戦で前日の青森ワッツ快勝から西宮ストークスがどのように立て直してくるのか注目が集まった。青森は前日3ポイントシュートが好調だった下山大地が3ポイントシュートを決めて試合の幕を開けた。ただ、前日3ポイントシュートがわずか6本だった西宮が積極的にアウトサイドのシュートを放ち、谷直樹、デクアン・ジョーンズの連続3ポイントシュート成功でリードを奪い、前日と同様第1Qは西宮が13対21とリードを奪う。

しかし第2Qに入ると青森も反撃の構えを見せる。アレックス・デイビスの3ポイントシュートから13点連続得点で一気に点差を詰め、29対33で前半を折り返す。後半の反撃に期待をもたせる第2Qの戦いぶりだった。

その期待に違わず、青森は下山の2連続3ポイントシュートでいきなり逆転、優位に試合を展開するものと思われた。しかし川島聖那の3ポイントシュートから12点連続で得点を上げて第3Qを締めくくり、逆に46対56と点差を10点に開いて最終クォーターに入った。

第4Qに入っても西宮は7点を挙げてリードを広げる。道原紀晃、濵高康明の3ポイントシュートで効果的に加点し、青森から点差を詰められることはない。トレイ・ポーターの2連続ダンクシュートも決まり、優位に試合を展開する。終わってみれば66対82で前日の得点差をほぼひっくり返した内容で西宮が勝利し、B2東地区3位に再浮上した。

リバウンドで西宮は33対42と空中戦で優位に立ち、青森に好きなようにプレーさせなかった。青森は前日に引き続きスティールでは12対6と優位に立ったものの、2ポイントシュートの成功率で35%と低調に終わり、攻め手が不足していた。前日5人の選手が2桁得点を記録していたが、両チーム最多の22点を挙げたデイビスを除けばホール百音アレックスの10点のみ。攻撃力に課題を残し、難敵西宮に苦杯をなめることとなった。

この週末の2試合でイージェイ・モンゴメリーがまったくプレーしなかったことも青森にとっては痛かった。前節の東京Z戦では14得点、18リバウンドと大活躍をしていたモンゴメリー。特にディフェンスでの活躍が目立つデイビス、マックス・ヒサタケに対し、モンゴメリーは万能的な活躍をすることができ、選手交代で効果的な結果をもたらすことが多かっただけに、その不在の穴がこの試合では埋まらなかった格好だ。

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